いよいよ主人公勢の総攻撃。といってもいきなり全員で突撃するわけではありません。自軍の損害を減らすために、敵から突撃を行うように仕向けます。方陣のような密集陣を弓矢程度の飛び道具で打ち崩すのは非現実的であり、縦隊突撃で先頭の犠牲を覚悟しながら押し切る必要が出てきますからね。野戦砲が登場するとそんなことをしなくても同じことが出来るようになるのだから、やっぱり火薬って凄いんですねえ。

山賊と戦った時と異なり犠牲者を出してしまいますが、概ね主人公側が優勢で推移します。包囲戦術は正面が薄くなり敵が怯まずに突撃してきた場合は不利になるという欠点があるんですけど、なんか普通に勝ってます。どうもこれ領軍より反乱勢力の方が多いっぽいんですよね。おそらく正攻法で戦っても主人公勢が勝ったんだと思います。反乱の規模が想定を超えた時点で領主軍は撤退すべきだったのでしょうけど、そうなると統治能力不十分で領地を取り上げられてしまう可能性もあるわけですし、戦術的に正しくても戦略的には間違っているということになってしまうのが戦争の難しいところ。大元を辿っていくとボルノフがここまで嫌われていることを認識できなかった情報収集能力の低さが、最大の敗因ということになりますでしょうか。