
厳勝のソイソース作り…ではなく、主人公視点からスタートです。カレー粉を買い付けに行っている間にいろいろと動きがあった主人公領。松永久秀が筒井家を滅ぼすという史実とは異なる展開が発生。その影響で多数の難民が新地領へ流れ込んでいるようです。まあでもこの辺は未来チートでなんとかなっているで、さほど困ってはいない様子。
悪いことばかりではなく良いこともありました。北畠家に勝利したのを見て主人公たちに恭順を示す伊賀衆。ようやく主人公たちの実力が世間にも広まり出し抑止力になると思っていたら、後ろ盾を得るや否や勝手に敵対勢力へ攻め込みだしました。中世日本人だもんなぁ。しかも負けてます。吉報と思ったら凶報だったぜ。その他にも北畠家を単独で攻め落とした結果、史実通りなら味方になるはずだった堀内家からの侵攻を受けたりトラブルが続きます。いかにも戦国時代って感じっすね。
帰国後まずは伊賀衆の問題を片づける主人公。展開が早くていいね。好戦的なメンバーが死んだこともあり今度こそ恭順したようです。伊賀衆と対立していた六角家にも武力を見せることで国境の安定化を図りました。全面侵攻は考えてないしこんなもんでしょうね。ただ史実を考えるとこの先また敵対するのかも。
最後に筒井家領から落ち延びてきた浪人たちを引き連れ、堀内家との戦いに臨むところで37話おわり。オリジナル展開が多くなってきました。良くも悪くも主人公の行動で歴史が変化するのは仮想戦記の醍醐味ですね。史実と比べながら読むと違いが見えて面白いです。