TBの系譜に連なるソ連製重爆撃機。様々なプランが検討されたのち最終的にB-17と同じような要求仕様になりました。が、完成した本機はそれよりも2t以上重く、必然的に高出力なエンジンが求められることに。一応は制式化されたものの費用対効果の悪さが指摘され戦時中にもかかわらず生産中止。ツポレフ設計局は改修案や新設計の爆撃機であるTu-64を提案するも却下となり、当初は開発予定のなかったYer-2が事実上の後継機になってしまいました。とはいえPe-8そのものに対する評価は決して低くなく、生産中止後も5トン爆弾を搭載できる唯一のソ連機として要所要所で活躍しました。wtmでも5トン爆弾の搭載が可能であり、1発でトーチカと対空砲と榴弾砲がまとめて吹き飛ぶ様はなかなか壮観です。飛行性能はやや低いのが難点だけれど、同じランクの爆撃機は味方の戦闘機が弱いとどれも棺桶状態なので、速度の遅さはそれほど気にならないと思います。爆撃機の出番が減るランク6でも1機種入れとくと何かと便利ですし、俺氏としてはこいつをお勧めしたい。