他の作品の更新間隔が伸びまくり余裕が出てきたので書いてみたいと思います。表紙の印象とは異なり気楽に読めるタイプの作風です(俺基準)。作者さん曰くなんちゃって戦記らしい。異世界設定だけれど、フランス革命期の欧州が元ネタなんだろうなって感じな世界観すき。ピッコマとカドコミとpixivコミックを組み合わせれば9割方無料で見れるのでみんな読んでね。
主人公は現代地球人…っと思われます。作中で断定されてなくてな…。原作で大本営と言っているので日本人なはず。基本的に常識人でありますが、主人公を異世界に呼び込んだ第2人格(本来のミツバ)と第3人格(謎の人)が曲者で、度々操られてるんじゃ?って感じな描写が入ります。個人的には悪役令嬢の代理人という印象です。異世界人側が主導権を握っている転生ってあんまないよな。
読者と主人公のために説明会。ミツバ父が悪いよねこれって僕は思います。本当にミツバ母を好きなら爵位を捨てるべきだったし、地位を守るために第二夫人であるミリアーネを受け入れたのならミツバ母と同等に愛すべきだったのに、ミツバ母を優先してミリアーネのプライドを傷つけまくったんだろうなと容易に想像できちゃうんすよね。ミツバ母が病死した後も二人の関係は改善されることなく殺意を抱くまで悪化。
そしてサクっと殺されたミツバ父。実行犯が自分の執事ってのも悲しいなあ。求心力なかったんだね…。実子を継がせるべく、ついでに主人公の排除も画策するミリアーネ。でもこれは最終的に失敗します。主人公補正のおかげってのもあるけどミツバ父と同じ選択をしたのだから、自分も同じような末路を辿ることになったのは当然の帰結よなというところに皮肉めいたものを感じます。最初から同じ家族として接して居ればお互い不幸にならなかったと思うよ俺は。
ミリアーネの謀略により罪人となってしまった主人公。だがしかし悲壮感はまったくないところがこの作品の良いところだぞ。状況の割に緩い感じで話が進んでいきます。第2話へつづく