みつばものがたり第3話「士官学校」レビュー

所長の後援もあり無事士官学校へ入学できました。ただ第2第3人格も含めあまり頭はよくなさそうな主人公さん。勉強が嫌でミツバは主人公を異世界に呼び寄せたんじゃ？と薄々思っている。それでも入学できたのは所長の協力もさることながら、平民落ち後もブルーローズ家の威光がまだ残っているからという印象を受けます。

級友にも恵まれ悪くないスタート。但し平民扱いということで差はつけられているようです。史実でも貴族（士官）と平民（兵卒・下士官）の待遇は明確に区別されておりましたが、貴族の生活用品はあくまでも自費調達であって、軍の予算で豪遊しているわけじゃないことは付け加えておきます。なんでも無料で用意してもらえる平民の方が恵まれていたりするんですよ実は。

その後軍隊名物の理不尽な鉄拳制裁。埃が残っていたとか声が小さいとかそんな理由で殴られるのだから嫌だね。一方で殴り返された人もちらほら存在しており、上官の方が処罰されたりもします。暴力を使う前に暴力を使っても許される地位と威厳を得ないとね。主人公は文句を言わずに耐えるつもりでしたが、相手がミリアーネの関係者ということでミツバの琴線に触れてしまい、最終的に呪殺します。殺すほどの恨みは無いけれど、君の友人とその伯母上が悪いのだよ。イエローローズとブルーローズ（裏切者）には手厳しいのよなミツバ。

最後に級友であるクローネと会話したところで第3話おわり。クローネはナポレオンがモデルなんだろうなと感じさせます。だがしかし主人公とミツバのせいで元ネタとは大きく異なる展開になりそうですが果たして。