殺されて井戸に捨てられた聖女がチート怨霊になりました第3巻+α・レビュー

収録話は7話から9話まで。いつもの募金用なわけですが、9-5話が追加されていることに３巻を買ってから気づきました。一応アプリ版でも読めるんすけど、次の更新は半年後かなと勝手に思っていたので驚きです。記念にこっちで感想を書きます。

ミルフィナが死んだ同じ頃、王国で内戦が勃発。事態を改善できない王室への不満が溜まっていたというのもさることながら、主人公によるアシストもあった模様。ミルフィナを害した反社連中と同時に反乱軍の手助けもする器用な主人公さんです。国王軍は魔法を封じられているため終始劣勢。

敗北を悟った国王陛下はレモラと勇者に脱出を促します。勇者の悪評は知っているはずだけど責めるようなことはしないし、将兵を置き去りにして逃げたと思われないように自分は死ぬつもりだし、王族らしい王族だなって思いますよ俺は。勇者というかティナの嘘を見抜けなかったのは失策だけれど確かめようがないしね。それに対しさっさと逃げたい勇者。独白追加で原作以上に下種さが強調されています。でもねえ、自分が弱かった時は主人公以外誰も助けてくれなかったのだから、王国のために頑張ろうなんて思わない気持ちはわからなくもない。漫画版でも口に出さない程度の配慮はしてるしね。その中で自分が弱かった時も対等に接してくれた主人公のことは、かなり好ましく思っていたんじゃないのかと原作を読んだ時に感じたんですけど、作者さんはそんなつもりで書いてはいなかった定期。

勇者とレモラが無事逃げおおせた頃、いつの間にか施錠された牢屋から脱獄済みなガブリエラ。どうやって抜け出したんだと思ったけど主人公の仕業だろうなと脳内補完。ここで第3巻終了です。あと2巻くらいで終わりそうな感じですかね。また半年くらい放置されいつ更新したのか気づかなくなりそうですが、気づかなくても損するわけじゃないし気づいた時に感想文投稿したいと思います。