元ネタはスターリングラード級の初期案。一度は否定されたB型戦艦のコンセプトが見直され、敵戦艦との撃ち合いを想定し再び30.5cm砲を搭載することになったクロンシュタット級に対し、スターリングラード級はあくまでも対象を敵重巡に絞った性能が求められました。このため主砲は22cm砲で十分とされておりましたが、計画中に海戦の様相が大きく変化。B型戦艦もといクロンシュタット級のライバルになるはずだった旧式戦艦および巡洋戦艦(のような艦も含む)は軒並み消滅し、存在意義を失ったクロンシュタット級は第二次大戦後も再開されることなくそのまま建造中止に。重巡洋艦は戦後も多数が現役であることからその対抗策としてスターリングラード級の計画は続行されたものの、22cm砲では自動装填装置付きの8インチを備えたデモイン級に撃ち負ける可能性が指摘されるようになり(クズネツォフ海軍大臣のように22cm砲のままでも対抗できるとの主張もあった)、ついでにアラスカ級が現役復帰した時用にそいつと撃ち合える性能も欲しいなとの意見が出され、最終的にはクロンシュタット級と同じような仕様になりました。もうクロンシュタット級でいいじゃんと思うかもしれないけど、それは結果論なんだ。wowsbでは他のティア9大巡と同じく驚異のボトム率により物凄く残念な性能。ティア10は高性能艦揃いなこともあり、非常に不利な戦闘を強いられます。重巡に負ける大巡…。ソ連海軍の危惧がそのまま再現されるという史実体験…!AI戦とフリー経験値で飛ばすことを強く推奨したい。