信長の思い付きで室町幕府の使者である細川藤孝との面談に臨席する主人公。但し信長と藤孝はマブダチという関係ではなく、勢力を拡大しつつある子会社と没落しつつある本社みたいな間柄。信長は既に自分の方が格上であると確信しており、上役として振舞う藤孝に対しわからせムーブをかまします。主人公を連れてきたのはこれを見せたかっただけという割としょーもない理由だった。
これに対しあくまでも室町幕府の存続を主張する藤孝。次期将軍になる予定の足利義昭は、信長を怒らせてでも仕える価値がある人物だそうな。急にヤクザものみたいな空気になってきました。前話のノリが嘘のようだ。引き下がらない藤孝の覚悟を見て一度は義昭に会ってみようという流れに。
実際に会ってみるとかなり軽薄な人物で、信長が不安を抱き出したところで第49話おわり。シリアスが消えた…!よくあるステレオタイプの義昭像ですねえ。最終的に信長と敵対したせいで愚者扱いされることが多いけど、比叡山を焼き討ちするまで信長の足を引っ張るような真似は一切行っていませんし、敬虔だった故に不当な扱いを受けているなと俺は思うよ。