20日に発売かなと思っていたら、メガロザリアスレが立っているのを見て
19日なことに気づいたぜ。(`・ω・´)
順番違うけど先にこっちへ触れておきます。特に処罰されることも無くなんか許された感があるカルラ。殺人未遂までやらかし、処刑されたタリアよりも明確に罪は重いはずなのにこれは…。死人が出るレベルの不法行為を働いたけど愛国的な行動で利益も得たから追認されてしまった関東軍みたいな…。前々から大日本帝国みたいなことしやがるなと思ってたけど、考え方が全体主義的なんでしょうねヒナコ。価値観が合う人に対しては慈愛も柔軟性もあるのに、合わない人のことは取り繕いつつも普段から見下してるので、きっかけさえあればダブスタ過剰制裁で排斥しそれが社会のためだと信じて疑わず、無関係な人に迷惑かけても大義のために必要な犠牲だったと捉えるんだろうなっていう俺氏のヒナコ評。個人主義者だって価値観が合わない人のことを嫌悪するけど、お前のやることにケチつけないでやるからお前も俺にケチつけるなが基本スタイルなので、大きなトラブルは起こり難いのです。内政不干渉と自他境界の意識を持つことは大事だぜ?ただ圧力が無い故に自己中的な行動をしがちなので、自省する時は全体主義の視点に立ち、他人に何かを求める時は個人主義の視点に立つのが理想だけれど、どちらか一方に偏ってしまうのが人間なのだ。
場面が変わり法国と魔国のお話。魔国による攻勢が始まる前からずっと小競り合いが続いているらしい。互いに対話は不可能と考え、終わりの見えない戦いが続いております。魔国と繋がりのあるブラックサレナが緩衝地帯になっているのかと思っていたらそんなことはなかった。
そこで法国の輸送業務を担うエイリス。このローアングルはイイね。令和の戦場でも兵站は可能な限り民間企業に任せた方が上手くいくのです。魔国だけでなく法国との繋がりも持っているようで、既得利権を持っていた法国人からは恨まれてそうだけど、それ以外からは頼りにされている感じっすかね。既成事実を積み重ねて事実上の独立状態に持ち込むやつ。でもねえ、魔国の下部組織だと思われているのは既出事項だし、長年の仇敵にも良い顔するような組織を信頼なんてするのかなと思っちゃうんだよね俺。
そして魔国にとってもエイリスが法国側に付くのは想定外なようです。現在進行形で指名手配されている重犯罪者のヒナコが、他人の殺生与奪を握り貴族と変わらないような振る舞いを出来るのは、カルラとそれを後援する魔国の存在があってこそですからね。ブラックサレナは魔国に忠誠を示すべきでは?ま、読者視点だと魔国は事が済んだらブラックサレナを切り捨てるように映りますし、魔国以外とのパイプを求めるのは自然ですけれども、ここまでのヒナコとその影響を受けまくっているエイリスを見てそこまで考えているとは思えず、また他人のテリトリー内で正義棒を振り回したいだけなんじゃという色眼鏡を掛けたくなるんすわ。最終目的はなんなのかグランドプランを示してほしいところ。対峙が続いた状況で第27話おわり。白い方が勝つのはわかるよ。