ネタバレ。主人公の出番、無しw
前話からの続きと思いきや、エイリスそっちのけでツルギとトルガナーナの会話からスタート。定期的に時系列が乱れるよなこの作品。ヒナコの影響で天国の存在を信じるトルガナーナ。でもヒナコは地獄へ行きたがっとるぞ。ただヒナコが想像する天国とは異なるようで、トルガナーナは天国が地続きの存在であると予想しています。
トルガナーナがそう思ってしまうのにはそれなりの理由があり、死んだ人間を観測不能な異世界へ転送しそこで蘇生するよりも、同じ世界のサーバーに保存されたデータから復元した方が容易と考え、その保管場所が天国だと見ているようです。AI的発想…。そしてその推測は概ね合っていたようで、異世界が未来の地球であることが判明します。まあ放棄されていたトルガナーナを初見のヒナコが起動できた時点でねぇ?そうだろうなとはおもっちょりましたわ(したり顔)。
滅亡の危機に瀕した嘗ての古代文明人改め未来地球人は、マインドアップロードによって生き残ることができたらしい。この時にあらゆる情報をバックアップしまくり、それを自由に使うことで地位を築いたのがハイエルフだそうな。ヒナコたちのデータをどうやって取得したんだという点は謎である。検死報告からと予想してみる。ミミナシはその知識を使い横柄な態度を取る同胞のことを嫌悪しているようですが、未来地球人にとって魔族の発生は想定外であり、一時的とはいえ自ら呼び寄せた過去地球人(複製)に主導権を奪われる事態も発生していますので、ハイエルフも結構苦労してない?って気はしますけどね。
ハイエルフに限らず他種族にとっても過去地球人を使用したチート取得は一般的な行為で、異世界人(現在の地球人から見た過去の地球人)は同じ人間ではないってのは揶揄ではなく事実だったんですねえ。コピー品だから殺しても良心が痛まないってのはあるかもな。チートを得る恩恵デカいしね。ヒナコだってメリットがデメリットを上回れば無法行為を肯定するのだから、あまり偉そうなことは言えへんで?過去地球人にとっては面白くない話なので、人間コピー機ともいうべき世界樹を破壊したがっているミミナシに協力しようという流れは共感できますけども。
最後に王国側の場面を映して27話おわり。いやあのなんかエイリスが捕まってるんですけど…。あなた魔国の軍兵と対峙していたはずでは…?王国も帝国との戦いで忙しかったはずなんですけどねえ。別人かな?
今の気持ち。