
前話では王国内がゴタゴタしていましたが、今話では法国内がゴタゴタしております。前話で述べたように現段階で王国はまともな反撃が出来ていないのですが、法国内でブラックサレナに反感を持つ勢力が王国側に加勢。今回はそいつらの攻撃ということになります。死人が出る事態にまで発展しており、内戦みたいな状況になって参りました。
ブラックサレナが嫌われる理由はなんとなく分かってしまう。全体主義的な考え方をする人はトップダウンを好み合意形成を軽んじるので、他国への攻撃を止めてほしいと以前から描写されているのにそれを無視したんだろうなと思っちゃうし、接待も賄賂も行わずやたら厳格な割に自分らのお気に入りには仲間愛を持ち出して道理を曲げてくるから、価値観が合わない人から見たらかなり心象悪いよなって(個人の感想です)。尊敬しつつもヒナコを卑怯と言ったジュンコの評価は結構正しいと思うヨ。つーか転生者でありながらブラックサレナよりちょっと前まで転生者狩りを行っていた王国を選ぶって相当嫌われてますな。
王国側に付いた人たちは王国による主攻勢が行われるまで耐えれる自信があったようだけれど短期間で壊滅。ブラックサレナが強いのは知っていたはずなので舐めていたというよりも、伝達速度の感覚が昭和初期と令和くらい違ったのが原因じゃないかなと某戦記漫画を読んで脳内補完してみる。
戦闘終了後ヒナコが非難されております。でもねぇ、ブラックサレナが越境攻撃を繰り返しているのは周知の事実であり、今回の事態を防げても戦場になるのは避けれなかったことでしょう。上手くいっているうちはもっともらしい理屈で非合法活動を持て囃し、失敗した時だけ罵倒するという姿勢はいかがなものかと思います。てかこの展開は王都でやらかしたのを含めると今回で二度目だし、ヒナコはあんま気にしてないでしょこれ。暴力で問題解決を図った人間が相手に同じことされて後悔するのはダサいのでそれでいいと思うようん。悲しい話だが開戦以来西方の地で数多く生み出された不幸の一つに過ぎないという赤い国の人の声が聞こえる。
同じ頃戦後処理を巡り意見対立するカルラとエイリス。敵対した相手にある程度配慮があるエイリスに対し厳正な処罰を求めるカルラ。エイリスだって甘いわけではなくヒナコに同調することも多いけど、そのエイリスを困惑させる流れはちょっと面白い。エイリスがカルラと同じ思考してたら、カルラがエイリスを殺そうとした時にカルラは死んでんだけどその辺わかってんですかねえ?他人に厳しく自分を含めた同じ価値観の人に甘い(相対的に)ところはヒナコとクリソツだよなって思んますわ。
その最中、魔国の防衛施設を破壊したエイリスを殺したいハルラと、王国に暗殺を仕掛けたカルラを殺したいオウメガによる襲撃を受けます。急にきたな。一見すると魔国と王国が手を組んだように見えるけど、ハルラは相変わらずカルラのことが大好きであり、エイリスよりカルラを殺そうとするオウメガに敵意が向いちゃうような気がしますがどうなるやら。
同時にヒナコも王国からアポなし突撃を受けたところで31話おわり。でもアポイントメントを無視したヒナコも悪いんですよ。ヒナコの言う礼節って好意がある人に対してだけだよなというのは今更か。ベルナデッタとヒナコの間に個人的な蟠りがあるわけではないものの、これまで王国にやってきた仕打ちを考えるとヒナコの方が悪くない?と思えちゃうのがね。どう釈明するつもりのか是非見てみたいものです。