ランク5ソ連爆撃機。当時はPe-8が次期主力長距離爆撃機になると目されており、Yer-2に対する赤軍の関心はそれほどありませんでした。しかし旅客機として完成した原型機が高性能っぷりを発揮。これを手土産に売り込みが図られ、爆撃機としても採用されることになります。この頃になると本命のPe-8が期待外れであることが明らかになりつつあり、Yer-2が主力機として大量生産されるかに思われた矢先独ソ戦が勃発。既に生産体制が整っている繋ぎのIl-4が優先的に生産され、Yer-2の調達は後回しにされてしまいました。間が悪かったことで生産数は伸びなかったものの、当時の長距離航空隊にとって最も有力な爆撃機であったことは間違いなく、Tu-4が就役するまで短期間ながらも赤色空軍改めソ連空軍の一翼を担いました。wtmではまあなんというか残念な性能です。登場時期を考えればもっとランクを下げてもいいんじゃないのかと思うんすけど、史実縛りのせいかランク7でもこいつの改良型が続くことになります。初期型の時点でP51Dやマウザー砲装備のBf109と同じランクでつらいです…。ランク5以降になると戦闘機を投入し自力で航空優勢を確保しなければサンドバッグ化する場面が度々発生するので、これを使うくらいなら戦闘機かヘッドオンで対抗できるタイプの攻撃機を入れた方がいいんじゃねというのが正直なところ。