主人公たちがアインシュタイン派とも言うべき王国軍機甲部隊と交戦している頃、それとは別行動を執るエジソン王。敵国人であるはずのダーウィンとメンデルに手紙を送ります。お互いに戦争を続ける気は無く、終戦工作を行っているようです。皇国だけでなく全ての国の要人を呼び寄せました。第7話で示唆されたようにやはり創造主が意図的に戦争を引き起こしているようで、それをなんとかしようと頑張るエジソン。しかしそれを察知され襲撃を受けます。
創造主の正体は地球人であるレオナルドダヴィンチ。他の地球人と異なりクローンではなくオリジナルらしい。そのダヴィンチによるとこの異世界は地球とあの世の中間的な空間だそうで、ここで輪廻転生を繰り返すと精神力の向上で熱エネルギー量も上昇することに気づき、それを効率良く行うために戦争を続けさせようとしているのが真相とのこと。非人道的だけど、死んでも別の形で生き返るとわかったら倫理観バグりそうね。どこまでエネルギー量が増えるのか試したくなる気持ちは分からなくもない。
レオナルドダヴィンチが自分の意向に従わないクローン地球人たちを殺処分しようとしたところに、王国軍機甲部隊との戦いに勝利し皇国へ帰還中の主人公とロカが駆け付けたところで完結です。まあ打ち切りって感じの終わり方っすね。近代兵器で戦う4将軍との戦いはもっと見たかったかな。世界観好きだし展開早いし主人公とヒロインの行動にも共感できるし、これで売れないのならもうどうにもならんでしょ。作者さんの次回作に期待します。