
条約の影響で対空火器が抑制されたウィチタと異なり、その制限が無くなったボルチモア級はMk37GFCSの搭載や両用砲の増強が行われたりと、開戦前のアメリカ海軍が理想とした重巡洋艦になりました。ところがソロモンの戦いで8インチ砲9門の構成では敵巡洋艦に対し火力不足であることが露呈。急遽デモイン級の設計が始まることになります。とはいえボルチモア級が敵巡洋艦と砲火を交えることはついに無く、地上への砲撃で発射速度が問題視されるようなことも無かったし、二級品になってしまったが故に実験艦的な扱いを受け、戦後も黎明期のミサイル艦として重宝されました。wowsbではこれまでの米重巡と同じように、前ティアと比べ発射速度が向上しましたというWGオリジナル仕様。そしてティア9艦らしく驚異のボトム率がプレイヤーを襲います。正攻法では勝てない(断言)ので島影や縦置きを駆使して頑張って戴きたい。