1年以上放置していたウースターの出撃準備が完了しました。アメリカ最後の純砲戦型軽巡洋艦。ウスターでも間違いではないらしい。開戦前より求められていたMk16DP砲(DPはデュアルパーパスの略)の搭載を実現した艦なわけですが、実戦の中でMk37GFCSと5インチ両用砲の組み合わせは、有用性を示しつつも対空戦ではまだまだ不十分であることが判明し、それより発射速度の遅いウースターも効力不足になる恐れが生じ、43年には設計変更が行われ新兵器であるMk56GFCSとMk33 3インチ砲を搭載することが決定。より強力な防空艦になりました。が、この3インチ砲はウースターでなくとも搭載可能であり、一時はウースター級造るのやめて全部デモイン級にした方がよくねという声も出たそうです。但しデモイン級の建造も決して順調ではなく、自動装填装置付きの8インチ砲を生産するのには手間が掛かるという判断から、予定通りウースターの建造が行われました。どうにか死産を免れたものの、想定された敵水雷戦隊と交戦しながらの対空戦闘は過去の出来事になっており、対地砲撃では8インチ砲を搭載したボルチモア級の方が評価される有様。まあでも次世代の防空艦であるミサイル艦が就役するまでは活発に行動してるのだし、なんだかんだで期待されてたんじゃないかなと思うんですけどね(個人の感想です)。wowsbに於いては3インチ速射砲に加え対空スキルがシアトルよりも強化されたことで、ゲーム中最強の防空能力を持っております。こいつを見ただけで敵航空機は逃げ出すことでしょう。その代わりとしてか対艦は弱い部類です。近距離なら重巡への通常貫通を期待できるだけのポテンシャルを秘めているものの、魚雷が無いため自分から近づくのは自殺行為で、交戦距離が長くなりがちなティア10の環境も相まりどうしても榴弾メインの運用になってしまいます。燃やしている間に味方が溶けるんですよね…。煙幕スキルが無いため前に出難いですし、長所である対空値も高いせいでウースター以外の艦が狙われやすくなりますし、勝ち難い艦だなというのが率直な感想です。あまりお勧めはしない。