ようやくここまで来ました。思えば長い道のりだった。史実ではブルックリン級の火力を維持したまま新型レーダー搭載と両用砲の増強を図るため、より大型の軽巡洋艦となるはずでしたが、生産性低下を嫌ったアメリカ海軍の偉い人によって、Mk37GFCS+5インチ砲4門と引き換えに6インチ砲が3門減るという妥協の産物として生まれました。日本語版wikiだと最初は6インチ両用砲を10門載せた8000トン級の巡洋艦になる計画だったとありますが、あの記述はちょっと怪しい感じ。米海軍の公式資料であるSpring Styles Booksによると、クリーブランド級の設計案はどれもこれも1万トン超え。ウースター級の初期案は更にデカいですし、5インチ砲を装備したアトランタ級の発展型と混同してない?という気がします。まあここで書いたクリーブランド級の初期案も、概念設計の段階で廃案となったため基本設計が存在しておらず、その中で8000トン級巡洋艦の話があったのかもしれませんが…(予防線)。ゲーム内ではブルックリンよりも発射速度が向上したというオリジナル仕様。ようやくセントルイス砲の上位互換となりました。レーダーによって、駆逐艦の隠蔽雷撃に対抗しやすくなったのも大きい。旋回性能も微妙に向上。単独航行しつつ有利ポジから6インチ砲弾をシュー!前評判通りなかなか楽しめる軽巡でした。ブルックリンより加速性能がやや下がってるのでそこは注意ですかね。個人的には速力より舵性能を伸ばした方が艦縦しやすく、生き残りやすいかなと思いました。