任務箱から出土定期。日本では珍しい艦政本部からの逆提案によって生まれた軍艦です。駆逐艦の高性能化によって巡洋艦も巨大化しつつあった時期に、あえて小型化したという点においても特異な存在であったと言えるでしょう(似たような傾向はイタリア海軍でも見られる)。もっともその後の帝国海軍は他国と同じく巡洋艦の大型化を選び、夕張の建艦は1隻で終わりました。かなC。夕張で得られたノウハウは古鷹型の設計で生かされたのが救いか。5500トン型軽巡洋艦と同等の火力を目指したコンセプト通りに、wowsbでも片舷に限れば球磨と同水準の火力を発揮できます。但し球磨のようにケツ振りしながら魚雷8本ばら撒くというような芸当は出来ません。その代わり転舵性能が高めに設定されているので、大型艦より駆逐艦を狙った方が夕張の利点を生かしやすいはず。他のティア4巡洋艦とは少々毛色が異なる巡洋艦でした。