
最新刊に追いつきました。ダークエルフことフェイフェイとの朝チュンで始まる第5巻レビュー。文字通り一緒に寝ただけ。原作では引き止め工作のためフェイフェイに夜這いされるも、貞操観念の高さを発揮する主人公。なろうはエロに厳しいからな…

フェイフェイの良さが最近わかってきた。どっかのエルフと違いビッチじゃないのが良い。伝承によると、嘗てのダークエルフは現在よりも優れた科学力を持っていたらしい。しかし大規模な戦争で文明が退行。近世のまま1000年続いているのは、やはり謎の力が働いているという気がしてなりませんが、この伏線は放置されたまま完結。実に惜しい設定だ。

前巻で見つけた石炭の活用法。ダービー製鉄法ですね。石炭を蒸し焼きにするだけで、冶金レベルが向上するというお手軽現代知識。実のところ英国より中国の方が実用化は早かったようですが、あまり広まらなかったのはひとえに需要の差であり、技術進歩を支えているのは経済力だということを忘れてはなりません。それでもこのやり方では完全な脱硫を達成できないため、環境に配慮し次策を用意する主人公。地球だと石灰のような中和剤をぶち込み、希釈したのち川へ流します。吾妻川では天然の硫化水素が常時流入するため、24時間体制で石灰を川へ投入し続けているんだとか。一方ここは異世界なので、便利生物に頼る。硫化水素飲ませて平気な生物なんているのかなと思ったら、地球にも居るらしい。無駄知識がどんどん増えていくぜ。

その後ハーピー襲来イベントが発生。近距離では重い弾より軽い弾の方が強いという高速徹甲弾の知識を応用し対抗。しかし貫通力不足。スリングショットではなぁ!この後魔法でなんとかした。もう魔法だけでいいじゃんとなってしまいそうですが、このあと主人公が武器作りを決意するために必要な負けイベントなんすよ。