前話からの続き。冷蔵庫を使い無事信長の元に食材を届けました。更に織田家の重鎮を集め食事会です。そういうのは前もって言っとけやと思うけれど、この流れは今回が初めてじゃないこともあり慣れたものです。主人公なら冷蔵庫に頼らずともそれなりの品を用意できたでしょうしね。
海鮮以外にもいろいろと持ち込んだ主人公さん。ただそのせいでケチがつきました。昔の日本では獣肉が禁忌扱いされていたというのは有名な話でしょうか。全員がそうだったわけじゃないけれど、タブー視されていたのは紛れもない事実で、史実では幕末までこの風潮が続くことになります。明治になっても獣肉を嫌う日本人が相当数存在しており、旧軍がそいつらに肉を食わせるため苦労した話があるので読んでみてね。
本作では信長が率先することで受け入れて貰えました。つーか史実でも中世の頃から好評だったらしいですね牛肉。家畜を大切にしてたから広まらなかったのかと思いきや西洋化で割とあっさり肉料理が広まってますし、この変わり身の早さは日本人の良いとこであり悪いとこでもあると思うよ俺は。前話で主人公息子が選んだ葉物もお披露目されました。クレソンだそうです。肉料理と比べると地味ですね。でもこういう地味な食材が健康を支えるのです(戒め)。
食事会が終わり上機嫌な信長は、主人公を細川教春に会わせると言い出したところで48話おわり。飲酒しながら直行する強引な流れに笑ってしまった。次話へ続きます。