主人公一行は要塞レラに到着。相変わらず黥国人から嫌われている神技使いたち。これに対し黙ることなく仲間を殺されたことや、主人公が危険に晒されたことへの不満をぶちまけるロカ。ま、正常な反応ですね。3話目みたいな扱いを受けるとわかっていたら、亡命先に選ぶことは無かったことでしょう。とはいえずっとギスり続けるのを見るのは弱いオタクにとってつらい展開なので、抜け出すか仲良くするかどちらかにしてほしいところ。

当面の方針として防衛戦を展開しつつ、ガルグイユ皇国なる同盟を期待できそうな第三国に参戦を促す流れ。一方で鯨国には和平派も居るらしい。まともな人もいるんですねえ。だがしかしその場合でもロカが売り渡されそうな展開しか予想できないのが悲しい。そして前話に出てきた地球製戦車を基幹戦力とする王国軍が襲来。対戦車戦の開始です。

戦車の砲撃が当たらない位置から攻撃するロカ。有効射程はかなり長い模様。しかし直撃を受けてもノーダメージな王国軍戦車。市販の自家用車に雷が当たっても中の人は無事らしいので、T-34-85でも平気でしょうな。現実基準の物理法則だと雷属性って簡単に無効化されちゃうのよね。一方で対人戦では特に苦労することもなく狩っていく主人公と鯨国を構成する族長の一人ユキ。自動小銃持ち相手に剣で戦えちゃう主人公も地味にチートキャラだよなあと地球人の俺氏は思います。