設計図が枯渇し、パーソナルチャレンジ用の育成が止まった影響で到達。艦名はいつものWGオリジナル。元ネタはオントウェルプ1047巡洋戦艦を設計する過程で比較検討された、16000t装甲巡洋艦案ということになりましょうか。史実では火力と装甲と速力のバランス差に応じて5つの設計案が提出されたそうです。いずれの場合もオランダ海軍が求めていた性能を達成することが困難なため廃案になりました。実装されているのはこのうち3番目のプランに近いのですが、史実では重巡並みの装甲しか施せなかったのに対しwowsbではそれよりもかなり厚めの装甲になっています。5番目に検討されていた低速重装甲プランの要素も入っているようです。ていうかゲーム内ですと2万t超えてますし、史実風架空艦と言った方が正しいかも。史実より高性能なのだから強いと思いたいところですが、空襲スキルとのバランスを考慮してか、相変わらずDPMが低く抑えられております。このため設計時に想定された重巡との戦いで活躍できるとは言い難いです。そのくせ24cm砲搭載に伴う発射速度と転舵性能の低下はしっかり反映されており、ついでに投下弾数と引き換えに空襲スキルのクールタイムが伸びスポット用途に使い難くなっているというダメ押しっぷり。これまでのオランダ艦と比べると、かなり苦行感があります。簡単にツリー制覇させないぜというWGの意志を感じる。