
前章で気を失った第三研究所のドロリィスが快方に向かい、ダニューブ特別連合部隊との親睦会。しかし原罪がまき散らしたニムビウスの影響で一部の記憶を失ったそうな。主人公の記憶が欠落しているのもこのためかもしれません(俺は博士の仕業だと思っているけどな)。ドライバーが巨大化できるのも高等原罪に対抗可能な宇宙戦闘艦を建造できるのもニムビウスのおかげですし、便利な物質っすね。

ダニューブ特別連合部隊は休息を挟んだ後、第三研究所に居座り続けているであろう原罪の討伐を決定。部外者であるドロリィスは留守番予定だったものの、本人の強い要望で一時編入されることになりました。どうやら一人だけ生還してしまったことに負い目を感じている様子。実際一人だけ生き残っちゃうと戦死した将兵の遺族に恨まれる場合があるそうですけど、ハツリバでそんな鬱展開は無いから安心だ。

準備を完了し夕刻の出撃。払暁攻撃を考えているのかどうかは知らない。サール市の戦い後も海からは時折原罪が侵攻してくるようで、ダニューブ特別連合部隊との入れ替わりで防衛に当たっていた月冕小隊に加勢しこれを撃退。この小隊にはチャプター0で馴染みのあるスカディとリリスが所属しておりますが、ユリウスたちの時と同じく今回が初対面なようです。4回目の死に戻り世界はチャプター0よりも過去の時間軸ってことになるのかねえ。

移動途中でドロリィスの記憶が少しづつ戻りだします。研究所内部に高等原罪を封印するため、ドロリィス以外の研究所所属ドライバーが内部に残り、ドロリィスは救援を呼ぶために隊長の判断で伝令を任されたというのが真相なようです。研究所の隔壁を維持するためのエネルギーは高等原罪のコアを使用しているとのことで、かなり頑丈らしい。あまりにも頑丈過ぎて誰も手を出せず、解結するためには解除キーを持ったドロリィスの協力が必須という慌てなくても大丈夫という安心仕様です(内部に残ったドライバーが犠牲になりながら)。