
調達が遅れるうちに時代遅れとなってしまったヤヴァ級3番艦に代わるオランダの新世代巡洋艦。日本では英語読みのデ・ロイテルとして有名ですかな。用兵側は8インチ砲と魚雷を備えたより強力な巡洋艦を求めていましたが、第一次世界大戦直後の厭戦気運に乗せられた政府の判断により却下。経済性を重視し、ヤヴァ級よりも小型の巡洋艦となってしまいました。完成前から抑止力以上の価値は期待されていなかったようで、日本の重巡洋艦に負けたのは必然と言える。それでも砲配置の改善と新型砲の搭載を行い、ヤヴァ級よりも実質的な投射弾量(交戦距離が伸びた第二次世界大戦で両舷斉射は非現実的だった)を増大させることに成功します。技術の進歩を感じさせますね。wowsbではティア4巡洋艦ということで、オランダ軽巡洋艦の強みを生かせる場面が増えてきます。片舷7門の主砲は駆逐艦との戦いで威力を発揮してくることでしょう。反面魚雷が無いため一発逆転は不可能。格上巡洋艦との戦いになるとほぼ100%負けます。妙に評判が悪いのはこのせいですかね。しかしだねぇ、どの国の巡洋艦もティアが上がるほど砲戦の比率が高まり魚雷は牽制用程度の存在にしかならなくなるのだから、島陰射撃や引き撃ちを駆使し今後のためにも早めに慣れて戴きたい。