
主人公の追体験後、シロとクロが上位存在的な者であることを感じ取るノノア。この世界にスキルが存在するのもこいつらのせいらしい。その上でシロはもっと介入すべきだったと咎めるノノアに対し、シロは人の歴史に干渉するのはよくないというふわっとした理由で今以上の行動はしないと断言。ノノアからすればスキルをばら撒いておきながら何言ってんだとお前といったところですが、主人公がクロではなくシロの提案を選んでいたら自分は死んでいた可能性が高いことを追体験で知っているため、これ以上の文句は閉口します。自分がしたいことのために死人が出ることを許容するという点はクロと同じ思考なんだろうなって。
ノノア視点だとクロもシロも同類に見えちまうんじゃねえかなと俺は思います。それでもシロからの提案を受け入れたのはやはり主人公のためですね。ノノアを含む多数の他人を見捨てて魔王に勝つという選択肢(シロ案)もあったけど、それを選ばずに少しでも犠牲者を減らしたいと願った主人公の報いが返ってきた瞬間です。イイハナシダー。そうなることまで見越してシロはノノアに持ち掛けたんだろうなと思ってしまうのは、俺の心が汚れているからさ。
シロとの会話の中でレナとファランのその後がノノアに伝えられました。特にレナに関しては外伝で詳細に描かれておりますが、漫画版だと3ページで済まされているため取って付けた感が出ちゃったかなあって気がします。この判断ができるのなら主人公を殺す必要なかっただろと思ってしまうかもなので、是非なろう版の外伝を読んであげてください。
ノノアがシロから貰ったスキルでタイムリープ?(スリップっぽい気もする)したところで19話おわり。原作だとこの先はダイジェスト形式であっさり終わってしまいちょっともったいない気がしたので、漫画版で加筆してもいいんじゃないと思っている。