続・スローライフ。ルップル村ではほのぼのした流れが続きます。軍才だけでなく、商才もありそうな主人公。庶民の生まれではなさそうですし、どんな家庭で育ったのか気になってきました。

そこに前話で暴れていたボルノフの話が舞い込んできました。最初は直訴しようとしたものの、違法行為らしいのでやめさせる主人公。史実の直訴は捕まっても口頭注意程度ですぐ釈放されたなんて言われますけど、それでも中間管理職の面子を潰す行為ですので、嫌われる行為なのは間違いありません。安易に直訴へ頼るのはよくないんだぜ。代わりに国有財産を破壊してボルノフに罪を擦り付ける作戦を提案します。法が機能していない以上、非合法な手段に頼ってしまうのは已む無しか。この時点では全員納得していたのですが…
作戦決行前にボルノフの被害を受けていた別の村民が攻撃を仕掛けてしまいます。主人公の初期案は必ず破綻する法則。ボルノフは炎魔法を使えるだけで、身体能力は他の人間と大差ないようです。そんなんでイキんなよ~って思いますけど、歴史上にも平民相手に横柄な態度をとり殺された貴族が存在するというのが笑いどころ。上流階級にも空気を読めない人間は居るんですねえ。