
遅まきながら生まれたイギリスの次世代型駆逐艦。対艦用とは別に対空専用の測距儀&計算機を備えており、その点においては日本海軍よりも先んじていたりするのですが、肝心の主砲が+40°までしか迎角を取ることが出来ないというお前本当に両用砲なのかと言いたくなるような仕様となっております。これは英国海軍において急降下爆撃がさほど脅威とはみされていなかったことに起因していまして、初期の対空用計算機も投弾時に速度と高度を変えてくる急降下爆撃機に対応できず、目測で調整せざるを得なかったそうです。wowsbでの低い対空値はこのせいでしょう。それでも雷撃と水平爆撃に対しては効力を発揮したはずなので、個人的に同ティアの日本駆逐艦よりは高くてもいいと思うんですけどね。代わりに優れているのが対駆逐艦性能。縦置きした状態でも主砲4門を指向可能なため、魚雷回避しながらの砲戦はティア7駆逐艦随一です。魚雷は無理に当てようとせず、温存し敵の雷撃を抑止しながら砲戦に持ち込むとこいつの強みを生かせるかなと思いました。