また7分割かなと思ってのんびりしていたら、いきなり2分割になったでござる。今回は原作に存在しないガブリエラ視点のお話。原作だとガブリエラが主人公に言及する場面ってほとんどないから、解像度が高まります。
前話で妊娠し、女さん三人の中で一番乗りしたガブリエラ。当然のことながら残り二人は内心嫉妬するわけですが、ガブリエラはその二人にも育児への協力を求めるかのようなKY発言。原作を読んだ時の印象だと空気読めないイメージは無かったかな。どっちかってーと、アスペ気味な主人公がやっちゃいそうなムーブだよねと思う俺氏であった。
その発言に対しキレ散らかすティナ。ガブリエラはティナが正気でないことを悟っており、咎めつつも喧嘩になるようなことはありません。普段のティナは本音がどうであれ建前を言えるだけの器量はあるし、ガブリエラも気に入らないことがあったからといってすぐ暴力に頼るようなことはしません。ただ漫画版のティナはクズ度が増してますので、主人公が何もしなくても同じ反応を示したんじゃねえかなと思わなくもない。
ティナとの会話で主人公の存在を感じ、報復を恐れだすガブリエラ。この世界の一般論でいえば、利敵行為を働いていた主人公を殺したこと自体は全く後悔しておらず、原作でも反省するようなそぶりはありませぬ。でも害意とは相手が悪人だろうが善人だろうが等しく不快なものなので、妊娠中なこともあり弱気になるのは理解できます。嫌なことをされたくなければ、相手が敵であったとしても嫌なことをしてはいかんのです。
ティナの時と同じく怨霊化した主人公が、原作以上にガブリエラへ絡みまくったところで第6話終わり。ちなみに原作では元仲間への復讐と並行し、モブ国民もサクサク殺しております。漫画版でこっちの掘り下げも期待している。
