長引くかなと思っていた対オウメガ戦は、正味3頁で決着するという驚きの早さ。止めを刺さずに立ち去るエイリス。オウメガはエイリスを追放した氏族のうちの一人なんすけど、建前ではなく本当に恨みが無い模様。今まで一度も言及しなかったのはそのせいだったか。義理を持ち出すこともなく無関心だからってのはエイリスらしいし、落ち度が無くても無関心さのせいで孤立するというのはイジメのテンプレみたいなもんだね。今話の扉絵やオウメガの反応を見てると、どうしてもアスペ(エイリス)特有の他者に対する配慮の無さが想像できてしまうのがつれぇわ。過去に何があったのかもうちょっと掘り下げてくれてもええんやで?

同じ頃エンデバーに乗り込んだカルラとヒナコは、教会騎士であるベルナデッタとベヘモットとの巡り合い。同郷出身ということでなんか同情されており、戦闘にはなりません。本編だけ読んでると味方に見えるけど、幕間でおもいっきり敵ムーブしてんですよね。なので勝てそうにないから方針を変えたというのが自然かと思います。現実的な対応だ。

ベルナデッタの協力で王都から移動するための足を用意してもらえました。ヒナコのことを気に入っているのは本心っぽいけれども、さっさと王都から出ていけという感情も多分に入っているように見えるぜ。実質追放処分じゃないかなこれ。こうして王都での滞在を終えたのでした。ウィンディ串刺しのままかよΣ

王都から追い出された(語弊あり)ヒナコ一行。トルガナーナが加わり4人パーティーです。当面の方針としてカルラとのコネがあるベルナルドーネ辺境伯領を目指すことになりました。具体的な描写は無いものの、7話での回想シーンを見るに辺境伯とカルラの仲は、友好ではなく被占領地と言ったような関係に見受けられるので、あまり歓迎されなさそうという俺氏の予想。