前話からの続き。何かと小物ムーブを行っていた正信がついに観念しました。ここから先は史実に合せて大物ムーブを見せてくれるはず。でもずっと主人公の家臣をやっていると家康が困ってしまいますので、そのうち抜けるのかなと思ったりもする。
場面が変わり主人公領での社内会議。身分問わず意見を出し合うという体を取っておりますが、実態は思想統制教育ですね^^;。はっきり言って16世紀の知識で育った現地民が、未来知識に裏打ちされた主人公たちの方針を変えることは不可能でありましょう。別にそれを批判したいわけではないし、むしろ必要なことであると俺は思います。対等な話し合いってのは意思決定が遅くなるという大きな欠点があり、独裁的なやり方で決めた方が上手く行ったという例が中世から近世にかけて多々あります。それを土台に同じような考え方をした人々を集めてナショナリズムという枠組みをつくった時、はじめて民主主義が機能するのです。話し合いとは同じ価値観を持ち同じ方向を向いていなければメリットよりデメリットが上回ってしまうわけです。普段からの馴れ合いで洗脳もとい啓蒙するのは大事なんだぜ。
その会議の中で服部党への先制攻撃を求める意見が出てきました。主人公的には避けたいでしょうけど、ずっと勝ちっぱなしなので当然の主張でもあります。信長ですら殴り掛かってきた比叡山を焼き討ちしたら、悪者扱いされて全方位攻撃される事態になることを予想できませんでしたからね。それを正信が論破。経験者は語る。主人公も未来知識で一向宗のヤバさを知っているので、とりあえず防衛と内政に注力する方向で会議が纏まりました。