
本来の歴史では戦死するはずだった主人公・父の元に馳せ参じたノノア。助けるのと同時に魔王も討伐することで、主人公の懸念が一気に解消されました。めっちゃ強引な解決法っすね。もちろんそれを可能にしたのは、ノノア1人で討伐できるほど鍛えた主人公のおかげであり、最初から可能だったわけではないですけどね。但しノノア自身はこの戦闘の勝敗に関係なく、自分が消滅することを悟っているようです。作中では明らかにタイムパラドックスが発生してるものの、並行世界がずっと残っているというわけではなさそうですね。王子とくっついてもよかったんじゃない?つーかシロはこのこと説明しなかったしほんと酷。

その後、話が一気に進みます。父親から十分な指導を受けた改変世界の主人公は、死に戻りなしでクロに勝てる力量を獲得。レナも魔王軍に襲われるというトラウマを抱えることなく、聖女に相応しい人間として成長します。ファランは…あんま変わらないな。描写が無いままクロが再封印されるってのは原作通りなんだここ。もうちょっとざまぁしようや。

魔王もクロも居なくなり平和になった改変後の世界。戦闘スキルの需要は低いようで困窮気味な主人公パーティー。ループしていないため主人公の精神年齢も年相応であり、以前の主人公を知っている読者視点だとやや頼りなく見えちゃうかも。そこに助け舟を出すシロ。やっと役に立ったなお前。